競技会講評
11月23日 イーストジャパン選手権/ DSCJラテン 講評
オオタダンススクウェア/太田 啓典 先生
		

DSCJの競技会を見て気がついた事は、踊りがより高度に進化する上で必要な要素とそうでない要素
があると思います。やはりアレマーナ、スパイラルターン、スポットターン、クカラチャ、等のス
テップははっきりと理解して踊り継がれて行って欲しいと思います。そうしないと本来の踊りから
外れてしまっているのではないかと思います以下は、自分が全体をみて思いついた事を種目別に述
べたいと思います。

■DSCJ D C B級ラテン
《サンバ》
1 サンバにおいてはアクションがフラットなのか、ノーマルバウンスなのか、リルティングバウ
  ンスなのか、リフティングなのか、それによって体重が全ウエイトなのか、ミニマムウエイト
  なのか、パートウエイトなのか区別することによりフットワーク、タイミングの違いが理解で
  きると思います。

《チャチャチャ》
1 4&1のタイミングの特徴を掴んで欲しい
2 シャッセの種類(ロンデ、ツイスト、スリップクローズド、サイド、等)があることの理解と
  使い方。
3 スタンダードにポジションがあるのにラテンの時には二人のポジションやアライメントがおろ
  そかになり、二人がバラバラになり何を踊っているのかわからなくなりますビジュアル的にス
  テップの流れや構成がどう見えているかわからなくなっていると思います、ポジションを理解
  することによりステップの流れが二人に生まれ、見えなかたり、バラバラになることがなくな
  ると思います。
3 スプリットキューバンブレイク、フォワードチェック、ニューヨークの時の違いと使い方の違
  いについて区別されると良くなると思います。

《ルンバ》
1 ルンバウオークの種類の使い分け(特に、リレードウォーク、エクステンドウォーク等)によ
  るタイミングの変化やフットワークの使い方による男女間の違いを作ると良くなると思います。
2 リードによるバランスの変化(特に、フィジカルリードによる女性のバランスのコントロール)
  を覚えると男性、女性共にウエイトの変化を使い分けられると思います。
3 キュウバンエモーションのフィーリングとアームワークの必要性からくる男女間の空間の共有
  を覚えて欲しい。

《パソドブレ》
1 シャッセケープの時シェーピングリードがないので男女間のバランスやウエイトの位置がはっ
  きり見えない。
2 スパニッシュラインなのかプレスラインなのか区別がつかない。
3 シンコペーションの音がはっきり理解されていないのでスピードの変化が見えない。
4 シュールプラスの時の脚部の緊張と使い方がよく理解されていない。

以上踊りを見ていて気づいた事を列記しました。
これを参考にしてコーチャー等と話し合い、ただ踊るのではなく自分たちの踊りを作り上げて行って
楽しいダンスライフを追求して欲しいと思います。そうする事により我々プロももっともっと努力し
ていきたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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