開催日 : 2013年 9月 29日(日曜日)
開催場所 : 三井ホール
競技会名 : イーストジャパン選手権大会
競技区分 : アマチュア( DSCJ )D級 スタンダード
講評担当 : 武田琢秀 先生
1.フレーム(=ホールド)→カップルとしての形の美しさ
2.体重移動(=タイミング)→ムーブメントの滑らかさ及び種目による変化
3.トップスペース→音楽から来る表現力
以上の観点を見ていきたいと思います。
1次予選
ここでは目立つカップルをピックアップします。
タンゴ
102.フレームが一番安定している。乱れが少ない。動こうとする余り、女性を引きずって見える。
140.動き、タイミングの取り方が非常に良い。2人の関係は多少バラける。
143.フレームの乱れが少ないカップル。
160.まとまっているカップル。フレームの左右のバランスが良い。床に垂直に立つことを意識して。
162.動きに派手さはあるが2人のコネクションが乱れる。
筋力に頼らないで。良くも悪くも目立つ。
182.フレームが良く二人の関係がスマートに見える。プロミナードの1歩目から2歩目への体重移動を研究して。
スローフォックストロット
130.フレーム・トップスペースとも安定しているが、ワルツのようなライズ&フォールをしている。種目の特性を考えて。
135.形は安定しているが体重を使ったスイングをしてほしい。もっと滑らかな動きになるはず。
149.ナイスルッキングなカップル。スローのパスしていく伸びやかな動きがなく、足でライズをしている感じ。スローカウントを大切に。
161.ルッキンググッド、ナイススマイルで好印象。フェザーフィニッシュ等フットワークには乱れが見える。
171.体重の使い方が上手くいっているカップル。第一Qの滞空時間が長くなると第2QからSの動きがスムーズになるはず。
175.動きは安定しているカップル。2人が正面にコンタクトを取り過ぎているので、コネクションのロスがありパワー不足となっている。
2次予選
タンゴ
129.動きの安定しているカップル。少し右サイドで女性を抱えているので左サイドから女性に面するようにして。
135.同じく動きの良いカップル。音のアクセントに気をつければよりスタカートな動きになるでしょう。
140.動きは目立つが男性のボディウエイトが床に垂直でない時があり女性を引きずりまわして見える。
160.フレームの形が良く体重が垂直に使えているが体重移動に関してはもっと研究して。
162.動きは良く見える。体重は床に垂直でなく女性とのコネクションが悪くなる。
182.2人のトップスペースのバランスが良く、乱れが少ない。体重の使い方によるタメ、間の取り方ができればより良いTangoになる。
175.フレームの美しいカップル。でも少し右で抱えています。
スローフォックストロット
全員に言いたいこと
スローとワルツのライズは違う。足でライズするのでツンツンした動きになっている。
滑らかなスローらしい動きを。
129.少し伸びやかさは見えるが、トップが悪い為エネルギーの漏れを感じる。
140.この中では、体重の抜けがスムーズ。
158.ムーブメントが特別大きいわけではないが体重の拾い方がうまく滑らかさを感じる。
175.タイミングの取り方がクリア。2人の立ち位置がもっとお互いを感じられるようになると良い。
3次予選
タンゴ
102.トップがクリアでスッキリしている。Tangoらしい、動くタイミング、回転するタイミングを考えて。
171.良く見える時と悪く見える時が交互に来る。フレームの安定感がない。コンスタントさが欲しい。
スローフォックストロット
119.好感のもてる踊り。2人のスペースの作り方が安定している。右フレームの女性に対する与え方を工夫して下さい。
157.この中では非常に安定していてフレームの乱れがない。
全員に言えることだが、スウィングをもっと遠くから持って来て欲しい。
準決勝
トップのきれいな選手が残っています。全体的に相手に構え過ぎて、体重の推進が不十分。お互いが邪魔になっているのが見えます。
141.女性を抱えているので、女性が床に垂直に立てない。音のキレは良い。
スローフォックストロット
129.フレームのラインはきれいだが、コンタクトが前と前になり、背中からの厚みを感じない。
決勝
フレーム、2人の関係がすっきりしたカップルが多くなってきました。
129.ナチュラルな踊り方、背中と背中でバランスを取ることを考えて。
143.フレームのかっちりしたカップル。女性とのコンタクトが右で抱え、左がアウェイしている。
スローフォックストロット
157.タイミング良く滑らかな動き。上を目指すにはフレームの左右のつながり、一体感が必要です。