DSCJ公認競技会についての経緯
現在、公益社団法人日本ダンス議会「JDC」が主催するアマチュア級別競技会は、「DSCJ」(日本ダンススポーツ議会)の公認を受け開催しております。
「DSCJ」は、「WDC」(世界ダンス議会)を上部団体に持つ「JDC」と、「WDSF」(世界ダンススポーツ連盟)を上部団体に持つ「JDSF」(日本ダンススポーツ連盟)により2002年に創設されました。
「DSCJ」の目的は、構成団体の上部組織(国際組織)の影響を極力排除し、国内におけるアマチュア競技会の健全化を図り、『アマチュア統一級』を実施することにありました。
しかしながら、「DSCJ」の構成団体として新たに「JPBDA」(日本プロフェッショナルダンサーズ協会)が加わり、その後「JPBDA」が「WDSF/PD」(WDSFプロフェッショナル部門)のメンバーとなると、「DSCJ」の活動に「WDSF」の意向が強く反映されるようになりました。
そしてついに、今回、11月4日に「JDC」と「JCF」で共催しました「WDCAL」(WDCアマチュアリーグ)公認「アマチュア統一全日本戦」開催につきまして、本来「DSCJ」の管轄外である(級体系を持たない)『オープン戦』であるにもかかわらず、「JDSF」と「JPBDA」よりクレームが付き、それを理由に「JDC」に対し、「来年度からのDSCJ競技会の公認取消と、DSCJからの退会勧告」が決議されました。
「DSCJ」の公認が取れなければ、アマチュア級別競技会を開催することは不可能で、「JDC」としましてはやむなく「退会勧告」を受け入れました。
WDC AL A Japan 級 開催のお知らせ
「JDC」は来年度(2014年度)より、新たに本来の「DSCJ」の理念に則った、「WDCAL」(世界ダンス議会アマチュアリーグ)競技会を開催いたします。
「WDC」は、世界ダンス界最高レベルのプロによって構成され、長年に渡り権威や歴史ある競技会と共に歩み、公認やサポートをして参りました。
例えば、世界選手権、UK選手権(イギリス・ボーンマス)、全英選手権(イギリス・ブラックプール)、ロンドンインターナショナル選手権(イギリス・ロンドン)、USオープン選手権(アメリカ)、ワールドマスターズ選手権(オーストリア)、ダッチオープン選手権(オランダ)、アジアオープン選手権(日本)などです。
現在、「WDSF」は、上記の競技会等を出場禁止競技会に指定し、出場を希望する選手に対してパワーハラスメントをかけております。選手にとりまして、素晴らしい競技会に出場して経験を積む事はとても重要な事です。選手の自由を奪うのみならず、ダンスの向上やスキルアップも阻んでおります。一般の健全な競技選手達の夢を奪っているのです。
ダンスに対する技術力、造詣の深さは、その成り立ち、構成員に照らしてみても「WDC」にアドバンテージがあります。
我々「JDC」は、公益事業の一環として、また「WDC」の構成員として、これからも責任のある競技会運営を目指してまいりますので、今後の「JDC」にご期待とご後援並びに積極的なご参加をお願いいたします。