講評

2012年5月13日 B級ダンス競技会

5月13日 B級ダンス競技会/ DSCJラテン D級 講評
二ッ森亨ダンスアカデミー/二ツ森 由美 先

《Samba》
 まず、予選のサンバにおいて気になった点ですが、音楽がスタートしリズムをとる時に頭を
 振ったり、フレームを上下に揺らしてカウントしているカップルが多く見られました。
 正しいバウンスアクションを身につけて体で音楽を感じ取れるようになって頂きたいと思い
 ます。また、ボトフォゴやボルタにおいてボールだけで踊ってしまうカップルも多かったで
 す。フットワークはやはりとても大切でボールフラットにするべきところでしていないと、
 下半身からつながってくるバウンスアクションも生まれないので、気をつけて練習しましょう。
 146番の選手はペルビックティルトアクション(骨盤の傾斜)もあり、ボディからのリズムも
 しっかりと見えてきて良かったです。

《Rumba》
 116番 特に女子がレッグアクションを綺麗に使おうと努力しているのがよく見えます。
     足先も丁寧でとにかく膝の伸びるタイミングがシャープでとても良いと思います。
     気をつけるポイントをしっかりと持って練習を積んでいるペアだなと感じました。
 146番 サンバにおいてもそうですが、スクエアではなく体を上手く立体的に使える選手なん
     だなと思いました。ボディローテーションもしっかりと見えました。
 156番 ムーブメントが切れなくて良かったですし、ソロではなくカップルとしてダンスして
     いるという点に好感が持てました。

 決勝では全体の印象としてルンバの方がレベルが高く、よく勉強しているのかなと思いました。
 サンバにおいてはバウンスアクションを用いるフィガーと1/2ビート、スプリットを用いるフィ
 ガーではバウンスアクションは使用されないということをよく理解して頂きたいと思います。
 つまり、1 a 2 タイミングのグループとS Q Q や S S Q Q S のタイミングで踊るグループを
 クリアにすること。自分達の振付において、使用アクションを充分に理解して頂きたいのです。
 例えば、バックワードロックスでは S Q Q なので、フラットであるべきなのに 1 a 2 1 a 2
 と踊り、バウンスしていたらどうしても違和感を感じてしまいます。今一度、振付の中でフィ
 ガーによりどのアクションを使うのかを確認してください。上位クラスに向けて必要なことで
 すので、皆さん頑張ってください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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